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美容師の給料|男性の平均年収・店長やスタイリストの収入を解説

美容師の給料男
  • 「美容師の男性の平均年収を知りたい」
  • 「年収を上げる方法を知りたい」

ここでは男性美容師の年収をはじめ以下の内容を紹介します。

  • 男性美容師の平均年収は411万円
  • 30代の男性美容師の平均は423万円
  • 店長・アシスタント・スタイリストの年収
  • 給料を上げる方法

などについて紹介しています。

編集者yuki
男性美容師の経験を積んだ30代の年収が気になりますね。
相場はどのくらいかの参考にしてくださいね。
編集者yuki

この記事を書いた人

ナチュラルな大人可愛いから今時の可愛いまで、お客様に合わせたヘアデザインをご提案させて頂きます。
メンズ似合わせカットや、透明感カラーが得意です。またアイリストのディプロマ取得済み。現在は転職エージェントとしてサイト運営中。

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目次

男性美容師の平均年収は411万円

美容師給料男男性の美容師の20代から50代までの平均年収は411万円です。

性別  平均年収 平均月収
男性 約411万円 約34万円
女性 約332万円 約27万円

令和3年賃金構造基本統計調査より

ちなみに美容師全体の平均年収は324万円です。(2022年2月賃金構造基本統計調査より)  

有名サロンで予約が取れないトップスタイリストの年収は、20代半ばでも1000万円を超える人もいますが、見習いの美容師の場合は年収200万円程度の場合も。

  賃金構造基本統計調査によると、2017年から2021年の統計を比較すると月収が2万円~4万円アップしています。  

厚生労働省が定める最低賃金が年々アップしているので、今後美容師の給料の相場も上がってくると期待できそうです。  

30代の男性美容師の平均は423万円

スタイリストで経験を積んだ30代になると男性の平均年収は約423万円になります。

勤続年数にもよりますが、20代から30代にかけて年収が一気に上がる傾向があります。

年代別の平均年収の一覧表も参考にしてください。

【男性】

年代 平均年収
20代 約302万円
30代 約423万円
40代 約451万円
50代 約458万円

【女性】

年代 平均年収
20代 約303万円
30代 約344万円
40代 約355万円
50代 約368万円

男性の方が年収が高い理由

上の表からわかるように男性の美容師のほうが年収が高くなっています。

これは、男性の美容師は30歳くらいからスタイリストとしての経験をつみ、40代ごろから運営やマネジメントに関わるようになるからです。

美容師としての実績からお客様からの信頼も得て、指名料や歩合での収入も増えます。

一方女性の美容師は結婚や出産で現場を離れる人が多いです。

家庭が落ち着いてから復帰した場合、技術の見直しや指名を得るまでに時間がかかってしまうことも、男性よりも年収が低い理由といえそうです。

ランクでの年収・手取り

美容師給料男

美容師のランクによっても年収は変わってきます。

賃金構造基本統計調査によると、美容師の初任給の全国平均は19万円前後。

アシスタント期間は2~4年で、スタイリストになると年収は上がっていきます。

ランク 年収
アシスタント 約144万円〜204万円前後
スタイリスト 約300万円~400万円前後
ディレクター・トップスタイリスト 約400万円~
店長クラス 約350万円~

それぞれ紹介します。

店長の年収相場は約350~450万円

店長クラスの年収は一般的には約350万〜450万円ほど。

600万円が目安になっているところもあり、サロンの規模や地域によってだいぶ差があるようです。

複数の店舗を運営して年収2,000万円以上のオーナー美容師もいるので、店長クラスはばらつきがあります。

チェーン店の雇われ店長・独立店舗の店長でも年収は異なります。

アシスタント

アシスタントの初任給は、総支給額は概ね月収17~19万円台が中心です

ですが、最近では大学卒業レベルの初任給で20万円以上を提示する美容サロンもあります。

月給13~17万円程度の場合、手取りが12万円にも満たなくて他のバイトと掛け持ちをしている人もいます。

編集者yuki
都心の有名サロンでの求人は応募が集まりやすいため月給が低い傾向があります。
青山の有名サロンのアシスタントは手取りが月10万円前後なことも少なくありません。

人手不足の地方のアシスタントでは手取りが月17万円を超える場合もあります。

アシスタントの給料については>>美容師アシスタントの給料で詳しく紹介しています。

スタイリスト

月収は20~30万円と言われています。

スタイリストの月収は個人差が大きく基本給と歩合給の合計で計算されるのが一般的。

技術力や指名客の数に差が出始め、10%~40%の歩合給が加算される場合が多いです。

完全歩合給で契約をして高収入を目指す美容師もいます。

年収としては300万円~500万円くらいのスタイリストが多いです。

トップスタイリストには年収1000万円を超える人も!

ィレクター・トップスタイリストになると、年収が1000万を超える人もいます

基本給と歩合給を合計して月収30万円~50万円、中には月収100万円を超える人も。

トップスタイリストは年収800万円が一つの目安とされています。

ですが、400万円のスタイリストほとんどです

美容師としての経験年数が10年以上になると、経営にも携わるようになります。

美容師の年収は役職以外でも異なる

美容師の年収は役職のランク以外でも異なってきます。

  • 地域差
  • 歩合・指名制
  • サロン勤務・独立店

それぞれ紹介します。

地域差

美容師の年収は地域によっても異なります。

関東の都心部のほうが地方よりも年収は高い傾向にあります

なぜなら、都心部のほうが物価が高いからです。

物価が高いので、サロンの施術メニューも上がるので客単価もアップし、美容師の給料も高くなります。

地域 平均年収
北海道・東北 308万円
甲信越・北陸 317万円
関東 376万円
東海 336万円
関西 307万円
四国 320万円
中国 309万円
九州・沖縄 310万円
編集者yuki
ですが、家賃など生活費は都心部のほうが高いので、都心部で働いたほうが有益とは言い切れません。

歩合・指名制

美容師の給料は歩合制や指名制など、サロンの方針でも異なります

歩合制:担当した施術料の一部・販売の売上げの一部を還元してもらえる仕組みのこと

指名制:担当美容師として指名されると指名料の一部、もしくは全額が給料に還元される仕組みのこと

歩合制はサロンによって条件が違いますし、売上げの配当も10~30%と異なっています。

指名されることが多い人気のある美容師の場合、指名料だけでも大きな収入アップです。

役職などランクによる基本給だけでなく、歩合や指名での収入によっても年収が変動します

サロン勤務・独立店

店長クラスでは、勤務しているお店によって年収が異なります

なぜなら、雇われ店長の場合は固定給ですが自分の店舗で店長として働いた場合大きく年収アップも見込めます。

ですが、年収があがるかどうかはお店の売上げ次第です。

一般的な美容師の場合は、大型サロンか独立店舗かで年収が大きく異なることはありません

施設規模が大きいほど平均年収は少し増えますが、それほど大きくちがいはありません。

編集者yuki
勤務地域や店舗、個人の実力で年収がちがってくるのが美容業界ですね。

美容師の給料が低い理由

美容師の給料は低いのには理由があります。

これは、

  • 経営にかかる固定費が高い
  • 価格競争

といった理由からです。

厚生労働省の賃金構造基本統計調査によると、美容師の平均年齢30.6歳での月額収入は22万6千円です。

全産業の30〜34歳までの給与の平均は月額27万1千円なので月約5万円低くなっています。

年収だと60万円の差がつき全産業のなかでも低く、給与の他の賞与・ボーナスなどの特別給与は年6万円程度。

他の産業よりも給与が上がりにくい傾向があります。

美容師の給料が低い理由を詳しく見てみましょう。

経営にかかる固定費が高い

美容室の経営には、毎月多額の固定費がかかります。

  • 店舗の賃貸料
  • 水道光熱費
  • 施術に必要な機器類のリース費用
  • 薬品類
  • 販促・集客費用
  • 人件費

他にも美容室は大量の水を使いますし、いつも店内を明るくしておく必要があります。

水道代やドライヤーやパーマなど電気代は、一般の家庭とはくらべものにならないくらい高額です。

ですが美容院経営にかかる固定費は、美容室を運営していくうえで削ることができません。

そのため、従業員である美容師の賃金が安くなることの影響があると考えられます。

価格競争

美容室は価格競争が激しくなっています。

これは美容室の数が多すぎるからです。

値下げ競争に参加すると、客数は増えても売り上げが伸び悩み、美容師の人件費にしわ寄せがきているのです。

他にも宣伝や広告費が高いことも理由の一つ。

美容師の収入が低い理由は美容室の維持に必要な費用が高いのに、価格を上げにくいことが考えられます。

給料を上げる方法

美容師給料男

美容師は経験を積み上げることで給料・年収をアップさせることができます。

いくつか給料を上げる方法を紹介しますので、参考にしてくださいね。

  • スキルアップ
  • 役職者になる
  • 独立して美容院のオーナーになる
  • フリーランス
  • 講習会やセミナーを開く
  • 年収が上がるサロンに就職する

それぞれ詳しく紹介します。

スキルアップ

スキルを磨いたり資格を取得することで職級を上げることも可能です。

おすすめの資格はこちら。

  • 管理美容師
  • ヘアカラリスト検定
  • パーソナルカラリスト検定
  • ネイリスト技能検定
  • メイクアップ技能検定

管理美容師は将来独立した場合必要となる資格です。

ヘアカラリストやネイリスト・メイクアップなどはお客様への提案の幅が拡がります。

指名料や歩合からの収入を増やすことのできるスキルです。

役職者になる

ディレクターや店長クラスの役職者になると年収があがります

美容師としての経験や実績、指名料や歩合からの収入が上がるだけでなく役職手当もつきます。

サロンの運営やスタッフの指導など、美容師としての仕事だけでない責任を伴う立場です。

実力があるトップスタイリストの中には、1000万円以上の年収の人もいます。

それぞれの美容院によって呼び方や仕事内容が違うので、目指す役職についてチェックしてみましょう。

独立して美容院のオーナーになる

独立して美容室を経営する場合は、売り上げから経費を差し引いた額のすべてが収入となります

経営がうまくいけば、年収2000万円を超えるオーナーも。

人の上に立つ店長・オーナーには、収入のことだけを考えるのではなく他にも求められるスキルがあります。

店長に求められるスキル

働くスタッフ、サロンを訪れるお客様に求められる店長に必要なスキルはこちら。

  • 経営力
  • 観察力
  • コミュニケーション能力
  • 考案力
  • 言語力
  • 対応力

一緒に働くスタッフの様子を観察できる力、悩んでいたり体調が悪くないかを気づいてあげられる力が必要です。

お客様に対しても、ちょっとした気づかいや良好な関係を築けるコミュニケーション能力、丁寧な説明や対応力も求められます。

もちろんサロンの運営に関する経営力も必須ですが、人の上に立つ様々な責任を伴うことになります

フリーランス

フリーランス、業務委託契約の美容師になると、1回のサービスごとの収入が増えて年収アップにつながります

フリーランスとは勤務日時・給与額を定める雇用契約ではなく、個人事業主として美容室と契約を結ぶ働き方。

出勤日時が自由なだけでなく、マンツーマンで施術できるので顧客満足度をアップさせることができます。

ですが、十分なスキルがなければお客様がつかず収入が低くなってしまうのがデメリット。

フリーランスで働く場合は、

  • 税務署へ開業届・青色申告承認申請書の提出
  • 国民健康保険・国民年金への加入手続き

などの必要もあります。

講習会やセミナーを開く

美容師の講習会やセミナーで講習する方法でも収入をあげることができます。

編集者yuki
SNSを使って参加者を募ってセミナーを開く美容師も結構いますよね。

定期的に講習会やセミナーを開くことで、参加費などが収入になります。

最近ではオンラインでセミナーを開催するケースも多いです。 会場費用がかからないだけでなく、どこからでも開催しやすいのがメリットですね。

ですが講師として講習会やセミナーを開くためには、現役の美容師に教えられる技術が十分にあることが前提となります。

年収が上がるサロンに就職する

美容院によって年収も違うので、条件の良いサロンに就職することで年収アップにつながります

  • 定期的な昇給や昇格制度が整っている
  • 歩合制・指名制の還元率が良い

こういったサロンは収入もアップしやすいです。

編集者yuki
歩合や指名の還元率についてはチェックしておきたいですね。

また、基本給が高い美容院や、年収が高くなりやすいところを選ぶのも大切です。

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まとめ

男性の美容師の平均年収、収入を上げる方法などを紹介しました。

  • 男性美容師の平均年収は411万円
  • 30代の男性美容師の平均は423万円
  • 店長・アシスタント・スタイリストの年収
  • 給料を上げる方法

美容師の年収は低いといわれますが、実力やスキル次第で年収を上げられる職業です。

年々美容師の年収は上昇傾向にあります。

様々なスキルを身につけたり経験を積むことで、フリーランスや店長・トップスタイリストなどになって年収を大幅に上げることも不可能ではありません。

努力次第でキャリアアップすることができる実力主義の業種です。

トップスタイリストや経営者などを目指して、スキルを磨いていきましょう!

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