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【フリーランス美容師】開業届出さないとどうなる|個人事業主のデメリット

【フリーランス美容師】開業届出さないとどうなる|個人事業主のデメリット

フリーランス美容師として独立すると、開業届を提出するかどうか迷う人も多いでしょう。

開業届の提出は任意であり、出さなくてもいいものです。

しかし、開業届なしに働き続けると、思わぬデメリットやリスクが発生する可能性があります。

例えば、確定申告の際に青色申告ができず節税メリットを受けられなかったり、税務署から無申告の指摘を受けることも。

また、正式に個人事業主として活動しないことで、社会的な信用が低くなるケースもあります。

この記事では、開業届を出さない場合のリスクやデメリット、開業届を提出することのメリットについて詳しく解説します。

編集者yuki

フリーランス美容師として安心して働くために、開業届の重要性を理解し、適切な手続きを進めましょう。

編集者yuki

この記事を書いた人

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メンズ似合わせカットや、透明感カラーが得意です。またアイリストのディプロマ取得済み。現在は転職エージェントとしてサイト運営中。

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目次

フリーランス美容師(個人事業主)は開業届を出しましょう

フリーランス美容師(個人事業主)は開業届を出しましょう

フリーランス美容師として独立すると、開業届を提出して良いものか不安に感じることがありますね。

まだスタートし始めで売り上げも少ないし、確定申告しなければいけなくなる?などデメリットが生じるのでは…。

しかしそんなことはなく、開業届を出すことで得られるメリットの方が大きいのです。

その理由は、開業届を出さないと青色申告の特典を受けられず、最大65万円の控除や赤字の繰り越しができないからです。

節税対策の観点からも開業届の提出は重要。

例えば、開業届を出しておけば、事業用の銀行口座開設や、将来的に融資を受ける際の信用も向上します。

フリーランス美容師として長く働き続けるために、開業届を提出し、適切な税務管理を行いましょう。

>>フリーランス美容師で手続きでは、個人事業主の開業届の書き方について解説しています。

編集者yuki

個人事業主として安定して活動するためにも提出することをおすすめします。次にメリット・デメリットを比較していきましょう。

個人事業主が開業届を出すメリット・デメリット

開業届を出す前に把握しておきたいメリット・デメリットは以下の通りです。

デメリットは手続関連の手間や、失業保険が適用されない点のみ。そのためメリットが優勢と考えられます。

デメリットメリット
税務手続きが必要になる
国民健康保険・国民年金への加入が必要
失業保険が適用されない
青色申告による節税効果
赤字を繰越すことができる
事業用銀行口座の開設が可能
各種融資や補助金の申請がしやすくなる
信用度の向上

開業届を出すことで節税や信用面でのメリットがある一方、税務手続きや社会保険の負担が増える点も考慮が必要です。

編集者yuki

フリーランス美容師として安定した収益を目指すなら、開業届を提出し、青色申告を活用することをおすすめします。

>>自宅サロン開業で失敗では、廃業率とサロン経営の成功例・開業資金の目安を解説。

デメリットは「手続関連」と「失業保険が適用されないこと」

確定申告で青色申告を活用するには、複式簿記の知識がある程度必要になり、帳簿付けや経費管理・申告などの手間が増え、国民健康保険・国民年金への加入が必要なのでその手続きも発生します。

また、会社員と違って失業保険などの社会保険制度がなく、収入が不安定な場合のリスクが挙げられます。

ただし、この点は事前に把握しておくことで準備ができ、自分でリスクヘッジできる部分と考えれば大きなデメリットにはなりません。

そのため、かえって開業届出してないことで損してしまうことの方が多いのです!

開業届を出さない場合のデメリット

  • 確定申告で青色申告ができない
  • 赤字の繰り越しができない
  • 屋号付きの銀行口座を作れない
  • クレジットカードの審査に通りにくくなる可能性がある

>>フリーランス美容師のやばい末路とはでは、美容師の将来性について解説。

メリット①:青色申告による節税効果

開業の届け出をすることで、青色申告を選択することができ、最大65万円の控除が受けられるようになります。

開業届なしでは自動的に「白色申告」となり、控除額が少なくなります。

また、確定申告をきちんと行わないと、税務署から無申告とみなされ、場合によっては追徴課税のリスクもありますのでしっかりと知識を身につけておく必要があります。

確定申告のやり方など詳しくは>>美容師確定申告でご紹介しています。

メリット②:赤字を3年繰越すことができる

青色申告を選択すると、事業で発生した赤字を最大3年間繰り越せるというメリットがあります。

例えば、開業1年目に経費がかさみ赤字になった場合でも、翌年以降に利益が出たときに相殺することが可能です。

これにより、利益が出た年の税金を抑えられるため、事業の継続がしやすくなります。

メリット③:事業用銀行口座の開設が可能

開業届を提出すると、事業専用の銀行口座を開設できるようになります。

フリーランスの美容師は、プライベートと仕事の収支を明確に分けることが大切です。

事業用口座を持つことで、経費の管理や確定申告がスムーズになり、取引の透明性も向上するからです。

また、取引先によっては「個人名義の口座ではなく、事業用の口座を指定してほしい」と言われることもあるため、信頼性の面でもメリットが大きいです。

メリット④:各種融資や補助金の申請がしやすくなる

開業届を提出することで、日本政策金融公庫などの融資制度や、自治体の補助金・助成金に申し込むことが可能になります。

例えば、美容室向けの設備投資や、創業支援の補助金を受けられるケースがあります。

開業資金を抑えながら事業を安定させるために、活用できる制度が増えるのは大きなメリットです。

>>美容師の助成金・補助金では、美容室やサロン開業で活用できる助成金一覧を紹介しています。

メリット⑤:信用度の向上

開業届を出して事業を正式にスタートすることで、社会的な信用度が向上します。

税務上の記録が残るため、取引先や顧客からの信頼も得やすくなるためです。

たとえば、賃貸契約をする際や、クレジットカード・ローンの審査で有利 になることも。

また、「事業主」として活動することでブランディングの効果も期待できるため、フリーランス美容師としての成功につながりやすくなります。

美容院の個人経営では、信用度を高めることも重要なポイント!

編集者yuki

集客にも効果が期待できます。

フリーランス美容師の開業届の書き方

画像:国税庁

開業届を出すことで、青色申告による節税や屋号の設定ができるようになります。

特に「青色申告」を選択すると、最大65万円の控除が受けられるためお得です。

より詳細に申告してくれた人に対して多めに控除してくれる仕組み

下記に具体的な「開業届の書き方」や「提出手順」を解説します。

手順

  • 開業届の準備
  • 開業届の記入方法
  • 開業届の提出方法

参考:国税庁

① 開業届の準備

開業届は、以下の方法で入手できます。

  • 税務署の窓口で受け取る
  • 国税庁のホームページからダウンロード(電子申請も可能)

正式名称は「個人事業の開業・廃業等届出書」

② 開業届の記入方法

以下の内容を順に記入します。

さらに詳しい記入方法は国税庁の書き方で確認できます。

1. 納税地・氏名・生年月日・マイナンバー・屋号

項目記入例
納税地住民票のある住所、または事業所の所在地
氏名〇〇 〇〇(フリガナも記入)
生年月日〇〇年〇月〇日
マイナンバー12桁の個人番号
屋号「Hair Studio 〇〇」など(任意)

屋号とはお店の名前のこと。事業用の銀行口座を開設する際に便利です。

2. 届出の区分・所得の種類

項目記入例
届出の区分開業に✅
所得の種類事業に✅

3. 開業日・開業に伴う届出書の提出有無

項目記入例
開業日2025年4月1日(開業した日または予定日)
開業に伴う届出書の提出有無有に✅(青色申告する場合)

開業日から1ヶ月以内に提出しましょう!

4. 事業の概要(職業・業種)

項目記入例
職業美容師
業種美容業(ヘアカット・ヘアカラー・パーマ・セット など)

5. 収支方式(青色申告 or 白色申告)

画像:千代田税理士法人

確定申告には青色申告と白色申告の2種類があり、その違いには主に税制上の優遇措置などがあります。

節税メリットのある青色申告では、事前に税務署への届出が必要になるため、その手続きをしていない場合は自動的に白色申告となります。

青色申告のメリット

  • 最大65万円の控除が受けられる
  • 赤字を3年間繰り越せる
  • 家賃、光熱費の一部を経費にできる

そのぶん、白色申告に比べて申告時に手間がかかるのがデメリット。

青色申告を希望する場合は、青色申告承認申請書も一緒に提出しましょう。

参考:国税庁「青色申告承認申請書」

③ 開業届の提出方法

開業届の提出方法は下記の通りです。

提出先自宅の住所を管轄する税務署
提出方法持参
郵送
e-Tax
提出期限開業日から1ヶ月以内
必要なもの開業届(1部)
本人確認書類(免許証など)
マイナンバー(通知カード or 個人番号カード)
青色申告承認申請書(青色申告を希望する場合)

>>フリーランス美容師とはでは、顧客0(ゼロ)からの4つの集客方法や、失敗しないポイント、手取り月収などについて解説しています。

フリーランス美容師(個人事業主)の開業届に関するFAQ

フリーランス美容師(個人事業主)の開業届に関するFAQ

フリーランス美容師の開業届に関してよくある質問をまとめていますので、参考にご活用ください。

  • フリーランスで開業届を出さないとどうなる?
  • 開業届は絶対必要?
  • 開業届を何年も出してないとどうなる?
  • 経費の計上は「領収書」でないとダメ?
  • 個人事業主をやめて法人化したほうがいい年収はいくら?
  • 業務委託でも開業届は必須?
  • 開業届はいくら稼いだら出せばいい?

>>美容師の業務委託サロンとはでは、「業務委託は稼げない?」「美容師の業務委託はなくなる?」という疑問に対し、フリーランスのメリット・デメリットを解説しています。

Q. フリーランスで開業届を出さないとどうなる?

A. フリーランスが開業届を出さなくても、罰則や税務署からの指摘はありません。

開業届を提出することで得られるメリットが多くあることからも「開業届の提出」が推奨されています。

そのため、届出しないと以下のようなメリットが受けられません。

開業届を出した場合

  • 青色申告ができる
  • 赤字の繰り越しができる
  • 助成金・補助金制度が受けられる
  • 屋号付きの口座を作れる
  • 社会的信用を得られる

>>【美容師の業務委託】相場と現実では、フリーランスの手取り報酬やインセンティブの割合相場について解説しています。

Q. 開業届は絶対必要?

A. 開業届とは、個人が事業を開始したことを税務署に届け出る書類であり、事業開始から1ヶ月以内に提出する必要があります。

前述のとおり、提出をしないことによる罰則などはありませんが、所得税法上の義務として必ず提出しなければなりません。

フリーランスの経費やインボイス制度については>>美容師の個人事業主で確定申告・税金をご覧ください。

Q. 開業届を何年も出してないとどうなる?

A. 税務署では過去の古い日付の開業届であっても受け付けてもらえます。

このため、開業届を出し忘れてしまっても、さかのぼって提出は可能で、特に罰則もありません。

>>美容室が経費で落とせるものでは、フリーランス美容師の確定申告や勘定科目について紹介。

Q. 経費の計上は「領収書」でないとダメ?

A. 領収書以外でも、レシート、クレジットカードの明細なども領収書として利用できます。

>>美容室の経費削減・コスト削減では、美容室の材料費や経営・経費の内訳を解説しています。

Q. 個人事業主をやめて法人化したほうがいい年収はいくら?

A. 目安となる所得は800万円以上です。

所得が800万円以上だと、税金や社会保険料の負担が大きくなるためです。

>>フリーランス美容師で手続きでは、「業務委託のフリーランス美容師はもう終わり?」など個人事業主に関してよくある質問をまとめています。

Q. 業務委託でも開業届は必須?

A. 業務委託やフリーランス美容師は雇用契約ではない「個人事業主」とみなし、開業届の提出が必要になります。

個人が業務委託により取引先から業務を受ける場合、通常は事業所得となるためです。

>>【フリーランス美容師】サロンの探し方では、業務委託やシェアサロンなどの集客マッチングサイトや予約・求人について解説しています。

Q. 開業届はいくら稼いだら出せばいい?

A. 開業届の提出の目安は、年間所得が「副業で20万円」「本業で48万円」を超えたタイミングです。

これは、所得税が発生して確定申告が必要になる金額であるためです。

開業届の提出の目安

  • 副業で年間所得が20万円を超えたとき
  • 本業で個人事業主とした事業を行っている場合は年間48万円以上

>>フリーランス美容師のデメリット・メリットとはでは、働き方やシェアサロンについて詳しくご覧いただけます。

まとめ

フリーランス美容師として活動する場合、開業届の提出は義務ではありませんが、出さないことでさまざまなデメリットが発生します。

税制面では青色申告の控除が受けられず、節税の機会を逃してしまうほか、無申告によるペナルティのリスクもあります。

また、社会的信用の低下や、融資を受けにくくなるなど、将来的な事業の発展にも影響を及ぼします。

一方で、開業届を提出すれば、税制面での優遇措置を受けられるだけでなく、正式な個人事業主として堂々と活動できるメリットがあります。

フリーランス美容師として安定した収入を得るためにも、開業届を提出し、適切な税務管理を行うことが重要です。

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